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この手順でOK!プラグイン・FTPソフト不要のロリポップ!WordPress簡単引っ越し

WordPressの引っ越しロリポップ!編 ブログ

そろそろレンタルサーバーの契約が終了するのでレンサバを変えようと思うけど、どうやってWordPressを引っ越しするのかな。失敗しそうで怖いなぁ。

先日(令和5年4月下旬)に、ロリポップ!のベーシック(旧ハイスピードプラン)にWordPressの引っ越しを行いました。以前にも引っ越しやデータ移行についてまとめた記事を書きました。でも、それだけでは不十分で「アクセスできない」「トップページだけ画像が表示されない」「404エラーが表示される」など失敗をしました。

以前:エックスサーバー「スタンダードプラン」

現在:ロリポップ!「ベーシックプラン」

ドメイン:お名前.com

その経験と反省を活かして、ロリポップ!の「WordPress簡単引っ越し」を利用したWordPressの引っ越しの手順をわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

WordPressの引っ越し・データ移行の準備

ロリポップ!のアカウント作成がまだの方は下のボタンからお申し込みくださいね。5月から全プランで初期費用が無料になり、名前も「ハイスピード」から「ベーシック」になりオススメです。

アカウントを作り終わったら、WordPressの引っ越し・データ移行の準備をします。

「WordPress簡単引っ越し」をする前に!
  • バックアップをとる
  • セキュリティ系プラグインを無効化する

バックアッププラグインやサーバーのバックアップ機能を利用して、バックアップを取ります。もし、バックアッププラグインを利用する場合は、もしWordPressのダッシュボードにアクセス出来ない場合の事を考えてバックアップデータをダウンロードしておきます。

WordPressの引っ越し・データ移行と言っていますが、実際は元のサーバーにデータは残っておりデータが削除されませんので安心してください。

次に、ロリポップ!「WordPress簡単引っ越し」を利用するために、セキュリティ系プラグインを無効化します。私の場合は、「SiteGuard WP Plugin」「JetPack」を無効化しました。

「SiteGuard WP Plugin」は一旦無効化すると設定がリセットされるので、設定内容を確認しておきましょう。また、ログインページのURLが変わるので、有効化するときはURLの変更アドレスをすぐにブックマークした方がいいかもしれません。

「WordPress簡単引っ越し」を実行する

引っ越し元:普段使っているWordPress

引っ越し先(ロリポップ!):共有ドメイン/新しく作るフォルダ名

ロリポップ!のユーザー専用ログインページからサーバー管理画面にログインし、「サイト作成ツール」より「WordPress簡単引っ越し」を選びます。

「引っ越し元」にWordPressURLなどの情報を入力します。「引っ越し先(ロリポップ!)」には、データ移行したいURLとフォルダを入力します。

今回はロリポップ!に何も作っていない状態なので、共有ドメインに新しくフォルダを作ります。私の場合は、ドメイン名で作りました。

詳しくは「ロリポップ!「簡単WordPress引っ越し」ができない場合はここをチェックしよう」に手順や注意事項を書きましたの、こちらをお読みください。

独自ドメイン設定を行う

ロリポップ!の独自ドメイン設定

WordPressのデータが移行できたら、「WordPress簡単引っ越し履歴」のURLからアクセスして確認します。問題ないようだったら、次は独自ドメインでアクセス出来るようにします。

ロリポップ!のサーバー管理画面の「サーバーの管理・設定」メニューから「独自とメイン設定」を開きます。

設定する独自ドメインを入力し、公開(アップロード)フォルダにWordPressのデータが入ったフォルダを指定します。先ほど「WordPress簡単引っ越し」で作ったフォルダ名を入力します。

設定完了までに1時間ほどかかるので、次のネームサーバーの変更とSSL設定は焦らずに設定しましょうね。

ネームサーバーの変更

次にネームサーバーの変更を行います。これは独自ドメインを購入したところで行います。私の場合はお名前.com で作りましたので、お名前.comにログインします。

「ネームサーバーの設定」から「ネームサーバーの変更」選び、「他のネームサーバーを利用」をクリックして、ネームサーバーの変更を行います。

詳しくは独自ドメインを取得しただけじゃURLは使えない。DNSサーバー設定をしよう!をお読みください。

独自ドメインが反映されるまでに最長で72時間かかるので、落ち着いて確実に入力しましょうね。私の場合は1~2時間で反映されました。

ロリポップ!のネームサーバー

SSLの設定

次に、反映されるまでの時間を使ってSSL設定を行います。「セキュリティ」から「独自SSL証明書導入」を選び、「無料独自SSLを設定する」ボタンをクリックします。

5分程度で設定が完了します。少し待ってから再読込をすると独自メインに青文字で「SSL保護有効」となっていれば設定完了です。

みきみかん
みきみかん

お疲れ様です!ネームサーバーが反映するまで、少し時間がかかるので休憩しましょう

よくやる失敗談:2ページ目以降は共有ドメインだった

ネームサーバーが反映されると設定したドメイン(https://mikimikan.com)にアクセス出来るようになり、ここで「できた!」と思って作業を終わらないでください。まだ終わっていません!アクセスは出来ても画像が表示されません。

画像が表示されないトップページ

別のページをクリックするとちゃんと画像が表示されます。URLをみると、ロリポップ!の初期ドメインになっています。

ドメイン設定が終わった状態は、トップページだけが独自ドメインで2ページ目以降は初期ドメインで表示されます。「これで終わり!」と安心して引っ越し作業を終わりにしないでください。そういえば、前もおなじような失敗をしていますね、「WordPressアドレスとサイトアドレスを同じURLにしたほうがいい理由」に書いてありました。

WordPressアドレスとサイトアドレスを変更する

WordPressアドレスとサイトアドレス

WordPressのダッシュボードにログインし、設定の一般設定からサイトアドレスとWordPressアドレスを独自ドメインに変更します。

次の変更が終わるまで、一般設定のページを開いたままにしてください。念のためログインできなくなることを防ぐためです。

データベースを変更する

サーバーの管理・設定からデータベースを選び、そこからphpMyAdminにログインします。

対象のデーターベースから「wp_options」をクリックして「siteurl」「home」のアドレスを独自ドメインに変更します。画像ではwpとoptionsの間に数字が入っていますが、ロリポップ!で作られたデータベースのファイルには数字はありませんので、「wp_options」を探します。

データベースのsiteurl

もし上手く出来ずにログインループに陥ってしまったら、「WordPressにログインできない!ログインループの地獄から脱出する方法」を参考にしてみてくださいね。

httpsへリダイレクトをする

これまでの設定で無事にリダイレクトが出来ているか確認します。

  • 「http」でアクセスすると「https」にリダイレクトされているか?
  • 「www」ありでアクセスすると「www」なしにリダイレクト?

私はwwwなしのドメインで運用していますので、wwwつけてリダイレクトを確認するとちゃんとwwwなしのURLにリダイレクトされていました。

ただ、httpsのsなしでアクセスすると「セキュリティ保護なし」とアドレスバーに表示されています。そのため「.htaccess」ファイルでリダイレクト設定をします。

といっても、下の行をコピー&ペーストすればOKです。

# 常時HTTPS化(HTTPSが無効な場合リダイレクト)
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule .* https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>

「.htaccess」ファイルの場合は、すぐに反応しますので、正常であればリダイレクトできています。

失敗談:404エラーになった

私の場合は、よくhtaccessのリダイレクトを失敗したのでテンプレートを作っています。これが原因で404エラーになりました。

htaccessファイルの書き方に問題が無ければ、リダイレクトさせる前のもともと入っていた状態のhtaccessファイルに戻した状態で確認します。

私はそれで解決しましたよ。

セキュリティ系プラグインの有効化

WordPressの引っ越し・データ移行の準備で、セキュリティ系プラグインを無効化したプラグイン「SiteGuard WP Plugin」「JetPack」を有効化します。

「SiteGuard WP Plugin」を有効化すると同時にログインページが変更されますので注意くださいね。

サイトガードについては「不正ログインからWordPressを守ってくれる「SiteGuard WP Plugin」の使い方」を見てください。

「サイトヘルス警告」install.phpの削除

サイトヘルスに「改善が必要」と警告されているかもしれません。(私の時点ではなっていました)

それが「バックグラウンド更新が想定通りに動作していません」であれば、install.phpが原因かも知れません。ロリポップ!はレンタルサーバーへの攻撃対策のためinstall.phpファイルのパーミッションを変更しています。

詳しくは「【サイトヘルス】一部のファイルがWordPressから書き込みできません」に書きましたので、読んでみてくださいね。

リビジョンの保全件数の確認

ロリポップ!に引っ越して、記事を確認しているとリビジョンの保存件数が30件以上に戻っていました。

私はリビジョンの過去のデータを削除していません。直近の数回をが保存されていれば事足りるとおもいます。でも、面倒くさいこと・サーバの容量に余裕があること・プラグインを入れたくない理由で削除していません。

そのために、そのデーターが残っており、リビジョンの保存数が復活したのだと考えられます。リビジョンの設定はとても簡単でwp_config.phpファイルにコードを1文書き加えるだけでOKです。

例えば、define(‘WP_POST_Revision’ 5);と指定することで、保存するリビジョンの数を5回に設定できます。詳しくはWordPressのリビジョンについての機能と設定方法に書きましたので、読んでみてくださいね。

アドセンスに必要なads.txtのアップロード

あなたがグーグルアドセンスをしているのなら、ads.txtファイルのアップロードが必要になります。

グーグルアドセンスの管理画面を見ると赤色の枠でads.txtファイルがない旨の警告が出ています。ads.txtファイルはグーグルから広告を張って良い資格を表示しており、不正広告や広告詐欺を防止するものです。

ads.txtファイルをダウンロードまたは内容をコピーします。FTPソフトでファイルをWordPressのデータが入っているフォルダにアップロードすればOKです。先ほどリダイレクトで使用した「.htaccess」ファイルと同じ階層にアップロードします。

ads.txtファイルはアップロードしてもすぐに警告がきえません。反映されるまでに最長で1ヶ月、私は2~3日かかりました。

これで、WordPressの引っ越し・データ移行が完了となります。お疲れ様でした。WordPressの引っ越しにかかる時間は最短で3日です。各種設定の反映に時間がかかること、リダイレクトの失敗などを考慮すると、一週間は必要かもしれません。余裕をもってWordPressの引っ越し・データ移行を行ってくださいね。

レンタルサーバーを変えた理由と経緯

1つのところに固定したくないため、エックスサーバーの契約が終了すると同時にロリポップ!のハイスピードプランに契約を変えました。(5月から名称が変わりました)

本当は、コアサーバーなら月額の利用料がリーズナブルなうえ性能も良いのですが、マニュアルが説明不足だったため、サーバー間コピーができず諦めました。

契約終了だったため、はじめて利用するようなレンタルサーバーだとすぐにWordPressが使い出せるか不安だったため、以前利用して簡単にできたロリポップ!の「WordPress簡単引っ越し」機能を使うことにしました。

今回、利用料が予算に合うこと以上にマニュアルの説明が十分で丁寧かどうかは重要だと学びました。