どうして?
正しいパスワードなのにログインできないのぉ!
今回は、正しいユーザー名とパスワードを入力しても、ログイン画面が表示されWordPressのダッシュボードに入ることができないときの対処法についてまとめました。
正しいユーザー名とパスワードを入力してもログイン画面に戻ってしまう、繰り返しログイン画面が表示される状態を「リダイレクトループ」といいます。
これを無限ループと呼んだりログインループと言ったりします。
普段は触ることのあまりないデータベースの修正の仕方など解説します。
私はリダイレクトループになるまでデータベースを触ったことがありませんでしたが、無事にログインすることが出来ました。
データベースを触ったことがない人でもログインループから脱出することができるはずです。
最後までお付き合いくださいませ。
リダイレクトループの特徴
ある日のこと、いつも通りWordPressのログイン画面にアクセスしてパスワードを入力していました。
いつもだったらスムーズにログインされるのに、「404 Not found」が表示されました。
「あれ?パスワード間違えちゃったかな」と、再び正しいパスワードを入力します。
すると、また「404 Not found」が表示されます。
またログイン画面に戻る・・・を何度か繰り返しました。無限ループに陥ったようです。
「正しいパスワードなのに、なんんかおかしいぞ?」
パソコンのモニタの画面をよ~く落ち着いて見ると、ちょっと少しブレた状態でログイン画面が表示されています。
さらによーくよーく見てみると、URLがおかしな文字列で長いのです。
これは明らかに私のユーザー名とパスワードの入力ミスではないと思いました。
私がリダイレクトループになった原因
私はWordPressのインストールをマニュアルを見ずに行いました。そのため、その後の設定や理解が足りなくてミスが起こったようです。
WordPressの一般設定で「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」を同じにしたことで、ログインループが起こったようです。
一般設定後、データベースを修正する必要がありました。
さくらインターネットの新コントロールパネルでのWordPressの詳細です。
上の画像の中央辺りに「設置先」を見ることができます。設置先が「WordPressアドレス」になります。インストールした後、WordPressの一般設定の「WordPressアドレス」には、この設置先が表示されているはずです。
「WordPressアドレス」を独自ドメンのアドレスにしてしまったのが原因でした。独自ドメインに設定すれば、ユーザーのアドレスバーには独自ドメインが表示されると勘違いしたからです。
WordPressのアドレスとサイトアドレスの違い
WordPressの一般設定にある「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」は似たように思われますが、意味が違います。WordPressのアドレスとサイトアドレスの意味を間違えるとログインループに陥る失敗を引き起こすことになります。
- WordPressアドレス:WordPressをインストールしたアドレス
- サイトアドレス:WordPressにアクセスするアドレス
実際は、WordPressのアドレスとサイトアドレスを変更しなくても大丈夫です。WordPressのアドレスとサイトのアドレスはそのままでも、何も影響はありません。ユーザにも影響ないしそのままで良かったのです。
現在の私はWordPressのアドレスとサイトアドレスは同じの方が便利だと思っています。その理由はこちらで説明しました。よかったら読んでみてくださいね。
無限ログインループになった時の対処法
さて、これで無限ループになった原因が分かりました。ここから、ちゃんとログインできるようにしていきます。
次にする手順です。
- wp-config.phpファイルをダウンロードし変更する
- ログインする
- 設定画面を戻したい場合はデータベースを書き換える
- 元のwp.config.phpファイルに変更する
ログインするために、「wp-config.php」ファイルを変更します。
その後、どうしてもWordpressのアドレスを変更したい、サイトアドレスと同じにしたい、WordPressのアドレスが固定されて嫌だと言う場合は、データベースを変更します。
wp-config.phpファイルのダウンロード
さくらのレンタルサーバーを利用しているので、さくらを例にします。
まず、さくらインターネットのレンタルサーバーのコントロールパネルにログインします。ファイルマネージャーで「wp-config.php」ファイルをダウンロードします。
ファイルマネージャーから直接編集することができますが、初心者は直接編集することは避けましょう。
wp-config.phpを変更する
次に、「wp-config.php」ファイルを開きます。
Windowsの「メモ帳」で編集しないことを推奨しています。別のエディタを洩っている人はそちらで、私はなかったのでメモ帳で編集しました。
ファイルを開いたら、書き込んでよい場所を探します。
「編集が必要なのはここまでです!WordPressでブログをお楽しみくだい。」の一文を文字列から探します。
画像の真ん中あたりに「編集が必要なのはここまでです!WordPressでブログをお楽しみください。」を見つけることができましたか?
その行の上のどこでも構わないので、次のコードを追加記入します。
define('WP_SITEURL', 'https://sample.com');
アドレスが「https://sample.com」となっていますが、「WordPressアドレス」に入力した誤ったアドレスを記入します。wp-config.phpファイルでは「WP_SITEURL」となっていますが、WordPressのアドレスです。
wp-config.phpの表示 | 意味 | |
WordPressのアドレス | WP_SITEURL | WordPressをインストールしたアドレス |
サイトアドレス | WP_HOME | WordPressにアクセスするアドレス |
サイトアドレスを変更した場合も同じように記入してください。
ファイルを保存したら、元あった場所にアップロードします。
ログインする
WordPressのログイン画面にアクセスして、正しいIDとパスワードを入力します。上手くいけば、ログイン出来るはずです。
管理画面の設定の中の一般設定でWordPressのアドレスがグレーになって固定されています。
このままでも問題ありません。
でも、気になる場合はデータベースを編集します。
データベースを書き換える
WordPressの設定で「WordPressアドレス」がグレーになったいるのが嫌いな人、気になる人はデータベースを書き換える作業をします。
phpMyAdminにログインします。「wp数字options」を選んで「siteurl」を変更します。もしかしたらテーブル名が違うかもしれませんが、「options」と書かれたモノを探します。
正しいWordPressアドレスを登録します。
私はせっかく独自ドメインがあるから、どちらも独自ドメインに揃えたかったので、データベースを独自ドメインで登録しました。
無限ループになった原因はWordPressの設定とconfig.phpファイルのWordPressのURLが一致していないことで起きていました。データベースを登録したら、config.phpファイルに登録した一行は削除してもいいと思います。
最後に
このphpMyAdminにログインするためのIDとパスワードは「wp-config.php」ファイルに書かれています。もし、IDとパスワードを忘れてしまったら、「wp-config.php」ファイルで確認します。
また、phpMyAdminにアクセス出来るとWordPressの管理画面にアクセスできるIDとパスワードを取得することができます。(詳しくは「ユーザ名とパスワード忘れた場合のWordpressにログインする方法」にまとめてありますので、よかったら読んでみてくださいね。)
「wp-config.php」ファイルは大切なファイルなので、ファイル属性(パーミッション)の変更することをオススメします。その方法をまとめた記事がありますので、参考にして頂けたら嬉です。
ログインの無限ループに陥った時とても参考になった記事です。