エックスサーバーで独自ドメインのメール設定はどうするの?
エックサーバーは自動返信メールや転送機能やフォルダの自動振り分け機能、さらにはメールマガジンの発行まで行うことができます。
このページではエックスサーバーのメール設定について解説します。メールを活用して読者とコミュニケーションをはかると信用・好感度が爆あがりです!!
エックスサーバーのメールの仕様
機能 | 仕様 |
メールサーバー | Postfix |
メールアカウント数 | 無制限 |
メールボックスの容量 | メールアカウントごとに設定が可能 メールボックスは1から20,000MBまで |
メールサイズ | 送信は100MB、受信は制限なし |
メール送信数の目安 | 受信は制限なし 送信数の目安:1500通/時間、15,000通/日 |
ウィルスチェック機能 | 受信時にチェックし、自動的に削除される。 |
エックスサーバーで作成されたメールアドレスが受信したメールについては、自動的にウィルスチェックが行われ、ウィルスに感染したメールは削除されます。
また、国外からの不正なメールを制限する「SMTP認証の国外アクセス制限」が初期状態では「ON(有効)」になってます。
注意事項ですが、試用期間中はメールアカウントの作成はできません。
「早く使いたい!」と言う方は、試用期間を切り上げて契約しましょう。
メール仕様については、詳しくは公式サイト(https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_spec.php)でご確認くださいね。
独自ドメインのメールアドレスを作ろう
メールを使えるようにするには、独自ドメインのメールアカウント(メールアドレス)の追加します。
それでは、エックスサーバーのサーバーパネルへログインし、「メール」メニューから、「メールアカウント設定」をクリックします。
作りたい独自ドメインの「選択する」をクリックします。
入力したら「確認画面へ進む」をクリックして、確信してミスなどなければ「追加する」をクリックして登録します。
以上で、メールアカウントの追加・作成が完了し、メールアドレスが使えるようになりました。
これだけはやっておきたい!メール設定
メールアカウントの作成と併せて自動応答や転送など設定しておくと、あとで面倒にならずラクだし便利ですよ。
転送機能でメールのチェック忘れを防ごう
転送設定を行うと受信したメールをお好きなメールアドレスに転送することができます。
メール転送をしてスマホで見られるようにしておけば、うっかりメールを確認していなかったと慌てることがなくなりますよ。
メールアカウント一覧の「転送」ボタンをクリックします。
クリックすると、受信したメールの転送先アドレスとメールの削除の設定が表示されます。
私のおすすめは、受信したメールはメールボックスに残します。
こうしておけば、予備として残せるからです。
万が一、転送先アドレスでメールを削除しても、メールボックスにあるので復旧することができます。
メール送信者にありがとうメールを自動送信しよう
「メール自動応答設定」はあらかじめ用意した定型文のメールを、自動的に送信者へ返送することができます。
自動応答は、受信したお礼を伝えたいとき、しばらく返信できないときになど活用します。
サーバーパネルのメールメニューから「自動応答設定」をクリックし、ドメイン選択画面から対象のドメインを選び「選択する」をクリックします。
「自動応答追加」タブをクリックし、送信者名、件名、本文を入力します。
送信者名 | 全角127文字以内で、送信者の名前を入力します。 |
件名 | 自動応答メールの件名を全角127文字以内で入力します。 |
本文 | 本文を全角25,000文字以内で入力します。 |
入力が終わったら、「確認画面へ進む」をクリックします。
確認して、ミスなど間違いがなければ「追加する」をクリックします。
迷惑メールから解放されよう
相手の気持ちを無視して一方的にしつこく送られてくるメールのことを、スパムメール(迷惑メール)と呼びます。
宣伝や詐欺っぽいものなどからウィルスやマルウェアに感染させることが目的のメールがあるので、迷惑を通り越してやっかいです。
このやっかいな迷惑メールを自動で削除できれば、セキュリティが向上して安全にムダな時間がはぶけますよ。
「メール」メニューから「迷惑メール設定」をクリックし、設定したい独自ドメインを選択します。
1.「迷惑メール設定」タブでザックリと設定します。
迷惑メールフィルタ | ON:迷惑メール対策ソフトウェア SpamAssassin (スパムアサシン)が有効化されます。 |
OFF:迷惑メール設定が無効になります。 | |
迷惑メール振り分け | 振り分けを行わない:そのままメールボックスで受信します |
迷惑メールフォルダへ移動 | |
ゴミ箱フォルダへ移動 | |
削除する:削除後は確認出来ないので万が一には注意が必要かも |
2.「迷惑メール基準値設定」タブをクリックして、フィルタの強度を変更します
迷惑メール判定基準 | 非常にゆるいから最も厳しいの6段階で設定します。 |
判定オプション | 「日本語を含まない件名に対して判定を厳しくする」 「HTMLメールに対して判定を厳しくする」の2つ |
あまり厳しくても、メールの確認が面倒になるのでホドホドに、画像のようにしています。
それでも、「メールの確認が増えて面倒くさいな」となった場合に、ホワイトリスト・ブラックリストの設定を行います。
便利な機能
ここから先は、ブログ運営が軌道にのってからでもいいと思います。
メールの振り分け:メールをもっと細かく管理したい人に
迷惑メールの更に細かい振り分けや特定のメールの振り分けに「メールの振り分け」設定を行います。
「メール」メニューから「メールの振り分け」をクリックし、振り分けたいドメインを選択します。
「メール振り分け設定追加」タブを登録画面を表示させます。
条件(キーワード) | 振り分けをしたいキーワード |
条件(場所) | キーワードが該当する場所 |
条件(一致) | キーワードが「一致する」か「内容をふくむ」、「から始まる」のどれかでメールを振り分けする |
処理方法(宛先) | メールをどこに振り分けるか指定する |
処理方法(配送方法) | メールをメールボックスに残すか場合は「コピー転送」、残さない場合は「転送」選ぶ |
例えば、「予約」に関するメールを別のメールに転送させたいときは、こんな感じになります。
みんなで意見交換したいときはメーリングリストを活用しよう
1つのメールで登録されたメンバー全員と共有ができます。
グループLINEのよりも、長文で内容がしっかりて、わりと正式な文章を送りたいときにはメーリングリストを使えば、メンバーの意識的な切り替えや正式さがアピールできます。
1.サーバーパネルの「メール」メニューから「メーリングリスト・メールマガジン」をクリックします。
2.作りたいドメインを選択します。
3.「メーリングリスト追加」タブをクリックして、必要事項を入力し「確認画面」に進みます。
注意事項ですが、メーリングリストアドレスは新規メールアドレスになります。
すでに作成されたメールアドレス(メールアカウント)では、リストの作成ができません。
4.確認して作成して良ければ「追加する」をクリックします。
メーリングリストの実際の使い方については、公式サイトのマニュアルをご覧ください。
より深く情報発信をしたいときはメールマガジンを活用しよう
メールマガジンは新聞や雑誌のように情報発信をメールで行いたいときに設定します。
1.サーバーパネルの「メール」メニューから「メーリングリスト・メールマガジン」をクリックします。
2.作りたいドメインを選択します。
3.「メールマガジン追加」タブをクリックして、必要事項を入力し「確認画面」に進みます。
メールマガジンも登録するメールアドレスも、この登録画面で新規作成します。既存のメールアドレスでは登録できませんので注意くださいね。
4.確認して作成して良ければ「追加する」をクリックします。
メールマガジンの実際の使い方については、公式サイト(https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_mailinglist.php)をご覧ください。
これで、メーリングリストとメールマガジンの準備ができました。使い方もいつか機会があったら、説明したいと思います。
おまけ
ちなみに、私がエックスサーバーの他におすすめするレンタルサーバーが利用できる件数について調べました。
プラン | メーリングリスト | メールマガジン | |
エックスサーバー | スタンダード | 20個500件 | 10個1000件 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 10個 | なし |
ロリポップ! | ハイスピードプラン | 20個500件 | 10個500件 |
さくらのレンタルサーバでは、メーリングリストは何件登録できるのかが分かりませんでした。また、残念だけどもメールマガジンには対応していませんでしたよ。
メルマガを将来的にやりたいという人は、エックスサーバーが良いようですね。