
神社専用のドメインって要らないでしょ?

無料ドメインではSEOに弱いですよ!
この記事は、独自ドメインを取得しようかどうか悩んでいる人、無料のホームページで満足している人向けに書きました。残念ながら、無料のドメインでは損していることをお伝えします。
ドメインについてはこちらの記事をお読みください。
独自ドメインとは共通ドメインと独自ドメインを区別する呼び方のことです。
共有ドメインは、レンタルサーバーが提供するドメインやアメブロなどで使われるドメインがこれにあたります。
独自ドメインは神社だけのオリジナルの世界に1つしかないドメインのことをいいます。
記事の内容はこのようになってます。
- 独自ドメインの必要性を理解しよう
- 神社ホームページのドメインは「.org」がベスト
- ドメインの取得はまずは検索から
- ドメインにかかる費用はちょっと高めのランチ代
また、オススメサービスをお名前.com、エックスドメイン
とムームードメイン
の3社紹介します。もし気になったところがあったら、リンクが貼ってありますのでクリックしてサービスを確認して見てくださいね。
*目次はリンクが貼ってありますので、気になるところに飛ぶことができます
独自ドメインを必要ないと思う理由

独自ドメインは必要ないと思う人は、きっといくつか原因があるんじゃないかと思います。
独自ドメインは必要ないと思う理由は、こういったところじゃないかな、と思います。
- そもそもドメインが分からない
- ドメインの種類が多くて選べない
- 独自ドメインにお金を払うのがもったいない
- 必要性を感じない
必要性やお金がもったいないと思う方は、無料ドメインを使うデメリットと私の体験談を読んでほしいと思います。きっと「妥当だ」と思うはずです。
それでも、もったいないと思う場合は少しでも安いサービスで取得と管理を検討します。後ほど、格安なサービスを紹介しますね。
無料ドメインを使うデメリット
無料のドメインを使うデメリットをあげます。
共通ドメインを使うと、チグハグになる
もう一度、独自ドメインと共通ドメインについていいますね。独自ドメインとは共通ドメインと独自ドメインを区別する呼び方のことです。神社だけのオリジナルの世界に1つしかないドメインのことを独自ドメインといいます。共有ドメインは、レンタルサーバーが提供するドメインやアメブロなどで使われるドメインがこれにあたります。
さくらインターネットを例にすると、共通ドメインは「sample.sakura.ne.jp」になります。
ロリポップ!の場合は色々な無料ドメインをランダムで提供しています。「lolipop.jp」だったらまだしも「kill.jp」や「but.jp」なんてのもあります。そうなると、「sample.kill.jp」「sample.but.jp」になりますよね。
https://www.神社名.sakura.ne.jp
https://www.神社名.lolipop.jp
https://www.神社名.kill.jp
神社名+知らない単語
他の人の目には「神社名+知らない単語」と映ります。レンタルサーバーを借りたことがある人なら、サーバー名だと分かりますが。多くの人が知らないでしょうから、「どこ?ここの神社?大丈夫?」と思われます。
ドメインは、属性やどういった団体なのかによって取得するドメインが決まっています。
もし神社が使うに適切なドメインではなく、企業や商用を表すドメインの場合、「神社+企業」と他の人の目には映ります。「ここ大丈夫?営利目的の神社なの?」といぶかしいがられるのがオチです。
サービス終了とともに神社のホームページも終了となる
ある国の大統領がTwitterやFaceBookのアカウントが停止になったとニュースになりました。これは、無料のブログや無料で提供されるドメインも当てはまります。
万が一、規約に沿った言動が出来ない場合はアカウントが停止になります。また、利用するサービスが終了したら、それで終わりです。最悪な場合、あなたか一生懸命書いたデータはコピーできずに消失です。
また、レンタルサーバーが提供するドメインは、更新を忘れた場合やサーバーを引っ越した場合は使えなくなります。無料の独自ドメインはレンタルサーバーの契約期間だけ使えるドメインなので、ご注意くださいね。
共通ドメインは覚えにくい
「sample.sakura.ne.jp」や「sample.lolipop.jp」はシンプルではありません。分かりにくい・長い・覚えられない、という欠点があります。
ドメインはURLだけじゃなくメールアドレスにも影響します。URLを直接入力することは少ないですが、メールアドレスは必ず1回は入力しなくてはなりません。長いとめんどくさくなります。
私の体験談:ネームバリューのない私が予約を頂いている理由
先日の仕事用Twitterです。
もう一度言わせて頂きます。
「宗教関係の皆さん、独自ドメインとって、ホームページを持ちましょう! ご祈願をしてくれた方にどうしてウチなの?と聞くと、検索サイトに表示されたから、と言われます。 当社よりももっと相応しい神社は市内あるはずなんですよ。ね、持ってください。お願いです。」
当社は20年前に鎮座した神社です。神社で20年って歴史が全くないといっていい神社です。
しかも、もともとの氏子さん地域の崇敬者さんが0のネームバリューがない。
それなのに、市内に引っ越してきた方に御祈願を依頼されます。
ここ最近ずっと「検索サイトに表示されていたから」と言われます。
他の神社さんだって表示されるでしょ?」と聞き返すと「御祈願できるところが、こことお寺の2~3社くらいしかなかった」と言われました。
おかしいでしょ?
なんでかな、って考えてみると、まずホームページを持っていないところが多い。持っていたとしてもFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSだったり、アメブロなど無料ブログです。
私もホームページ以外にTwitter、Instagram、アメブロもしていました。
検索サイトの表示のされ方を考えてみましょう。
独自ドメインのホームページと利用者が多いSNSを利用したホームページでは、表示されるのはどちらが上の順位になると思いますか?
SNSですか?
当社の場合は、独自ドメインのホームページです。しかも、15年以上同じドメインを使用しています。
無料ドメインよりも独自ドメインの方が強くなっています。
これは例えば「〇〇市 御祈願」の場合にも当てはまります。
SNSや無料ドメインで運営している神社さんよりも、独自ドメインで運営している私の方が検索されやすいのです。そのため、予約をしていただけます。
無料ドメインは損なんですよ。
SNSはホームページではできないコミュニケーションやちょっとしたお知らせに活用して、外部リンクを稼ぐ目的ですることをおすすめします。
独自ドメインのメリット
独自ドメインを見てみましょう!
共通ドメイン「https://www.神社名.sakura.ne.jp」
↓
独自ドメイン「https://www.神社名.org」
あら!スッキリ!!
「.org」は非営利組織を表しています。神社は非営利法人なので、ドメインがチグハグになりません。独自ドメインはWhois情報というドメインの所有者の情報を開示しなくてはなりません。そのため身元を偽ることができません。だから、独自ドメインは安心感と信頼感があるのです。
レンタルサーバーを変えたり、契約していたサービスが終了になってもドメインが使えますので、ずっと変わることなく何年も同じドメインでホームページを運用することができます。ホームページに訪れた際に、「404 Not found」「○秒後に転送します」と表示されると、そこで読み手は離れる可能性があります。せっかくのチャンスを逃す上に、そのホームページを管理する神社に対して信用は落ちるでしょう。
信用はお金では買えませんが、演出することはできます。それが独自ドメインです。独自ドメインにすることによって、ホームページの信用度や本気度が伝わります。
私は独自ドメインはインターネット上の肩書きだと思っていますよ。まだ、独自ドメインにお金を払うのがもったいないと思いますか?
神社のドメインは.orgをオススメする理由

最安でドメインは1円から取得出来ますが、神社のドメインは「何でも良い」というわけにはいきません。残念ながら1円で取得できると言ったのは戦略です、ごめんなさい。
神社のドメインは「.org」をオススメします。「.org」はOrganizationの略で非営利組織を表しています。法人でも法人認可されていない団体でも、「.org」がいいと思います。また個人で御祈願を行っている神職さんにもこのドメインはいいと思いますよ。
以前は、法人でなければ取得できませんでした。現在では、個人でも取得てきますので「.org」を勧めます。
他には「.or.jp」もおすすめです。日本の非営利法人と日本が強調されるので、「.org」よりも「.or.jp」の方が神社のドメインには適切だと思います。ただ、「.org」より取得更新料が高いので「.org」をオススメします。
余談ですが、「.org」は昔流行った「orz(がっかり)」や「omg(オーマイガー)」に似ているなと個人的に思っています。余裕がある神社さんは「.or.jp」をお選びくださいね。
よく見かけるドメインをまとめました。
.com | 企業や商用を表す |
.net | ネットワークを表す |
.info | 情報提供を表す |
.co.jp | 日本国内で登記をした会社や企業を表す |
.ne.jp | 日本のネットワークを提供する.netに近いけど企業色が強い |
.or.jp | 民間の非営利法人が対象。宗教法人もこれにあたる |
ドメインは変更できないので慎重に決めましょう
独自ドメインの必要性が理解して頂いたと思います。次は、ドメインの決め方です。
神社のドメイン「.org」の前は一般的に神社名になります。例えば、あなたが奉職する神社が○○神明社の場合、「○○sinnmeisya.org」とドメインを申請します。
ドメインを決めるヒント
しかし、神社名が似たようなというか、神明神社、八幡神社、稲荷神社、香取神社、春日神社など全く同じ名前が日本各地にあります。こういう場合は悩みますよね。
「.org」の前は自由に選ぶことができます。ただし、一度取得したら変更することはできません。再度取得することになりますので、慎重に協議してください。ヒントを考えてみました。
ドメインを決める際のルール
- 分かりやすいこと
- できる限りシンプルにする
- 短くする
言葉を加える
字などの地名、社格、信条、御祭神、愛称、特徴的なお祭り、名物など
数字を加える
番地、電話番号、国道や県道の番号、創建した年、ホームページを開設する年、神社名の一部を数字変換するなど
いっそのこと、特徴的なお祭りや地元の人からの呼ばれ方にしてもいいですね。
ドメインに使える文字・使えない文字
他と差別化するために「☆」や「♪」が使いたいと思いますよね。でも、残念ながらドメインには使える文字・使えない文字があります。
ドメインのルール【使える文字・使えない文字】
- 半角英数字で3~63文字以内で考える
- 記号は「-(ハイフン)」のみ使える、それ以外は使えない
- 「- -」のようにハイフンを続けて使うことはできない
- ドメインの最初と最後に「-(ハイフン)」は使えない
ドメインを決めるヒントと使える文字で、あなたの神社だけのドメインを決めましょうね!
おすすめドメインサービス3選
独自ドメインの必要性が伝わったかなと思います。ドメインサービスは沢山有ります。その中から3社オススメします。
ドメインを取るならここ、というくらいの「お名前.com」、レンタルサーバーといえばエックスサーバーの「エックスドメイン」、格安なロリポップ!と併せて使うと安くなる「ムームードメイン」です。
mikimikan.comは「お名前.com」で1円で取得しました。どこで取得してもドメインの価値や信用度は変わりません。安いところ、気に入ったところ、など好みで取得したらいいと思いますよ。
お名前.com

お名前.com
国内サービストップクラスの580種類以上のドメインを扱っており、2000万件の実績があります。1円から格安でドメインを持つことができます。「.org」は840円です。サポートは24時間対応しています。キャンペーンをよく行っていますからタイミングが良ければ格安で持つことができるかも!
新規取得 | 更新 | |
.org | 840円 | 1480円 |
.or.jp | 3640円 | 5200円 |
こちらで「mikimikan.com」を本当に1円で取得しました!嘘じゃないですよ、ちゃんと1円でした。タイミングがよかったです。
今もお名前.comで管理しています。1円だからと言って、7000円する「gr.jp」のサービス内容と変わりません。whois代行だってあります。
ただ1つだけ欠点があります。それは、取得後のDMが多い。1日4~5件は届きます。「DM多くても全然平気!」という方はお名前.comがいいと思いますよ。

DMが多いけど、1円でドメインを取得できるのは魅力ですよ。
エックスドメイン

エックスドメイン
「.org」は860円で取得できます。そのほかも割安です。フライデーセール(毎週金曜日)にお得に取得できるサービスを行っています。提供のレンタルサーバー(エックスサーバー)はアフィリエイターが多く利用することで有名です。マニュアルが丁寧なので初心者にも優しいドメインサービスの会社です。
新規取得 | 更新 | |
.org | 860円 | 1380円 |
.or.jp | 3760円 | 3760円 |
ムームードメイン

ムームードメイン
2004年からサービスを開始。シンプルで初心者にも分かりやすい設定です。取得できるドメインの数が一番多いような印象です。神社サイト以外に個人的に持ちたいときはいいかも。ムームーDNSを使うと複数のサービスが管理できるのでめんどくさい人には向いているかも。「.org」は1400円で取得できます。提供のレンタルサーバーと一緒に使うと手軽にお安く使えますよ。
新規取得 | 一年更新 | |
.org | 1400円 | 1680円 |
.or.jp | 3980円 | 3980円 |

ほかにはバリュードメインがオススメです。最初はそこで取得しました。コントロールパネルがわかりずらいけども、レンタルサーバーと一緒に使う場合は便利です。
ドメインの取得はドメインの検索から

それではドメインを取得しましょう。ドメインを検索して空いていれば取得することができます。
正直言ってどこのサービスでも方法は同じです。バリュードメインを例にします。

取得したいドメイン名を入力して、検索ボタンをクリックするだけです。
使用状況が表示されます。見てみると、取得したい「.org」が空いています。また、クリックして登録作業に移ります。

ドメインサービスの会社によって料金がことなりますので必ず何社か比較することをお勧めします。また、レンタルサーバーによっては、レンタルサーバーと提供しているドメインサービスを選んだ方がお得に、移管料が発生せずに取得できるので、あわせて確認してみてくださいね。
ドメインにかかる費用について
ドメインサービスの会社にもよりますが、発生する料金が異なります。呼び方もサービスによって若干ことなりますので、確認ください。
また、ドメインは使用期限があり、大体が一年毎に更新が必要となります。引き落としやクレジット払いにしておけば特に更新手続きはなく、自動に更新されます。更新を忘れるとドメインが使用できなくなり、ホームページにアクセスできなくなるのでご注意ください。
1.ドメイン取得・・・・ドメインを取得する手数料
2.初年度使用料・・・・取得した年に支払う使用料
3.更新料・・・・2年目以降のドメイン使用料
4.ドメイン移管料・・・・ドメインを他社のサービスに引っ越すときや転入するときにかかる費用
まとめ
ドメインは神社のインターネット上の肩書きです。共通ドメインよりもメリットの方が多いので、神社ホームページを持つ場合は取得しましょう!
ドメイン自体は「.org」のみなので悩むことはないですが、その前の名前をどうするか関係者のみなさんと相談くださいね。みんなに愛されるドメインに育てればそれも宝になりますよ。
私の奉職する神社が未だに「gr.jp」なのは取得して15年以上経っているからなんですよ。みなさんがどう思われているか分かりませんが、私にとってはとても愛着のあるドメインになりました。
ドメイン年齢チェックツールは何年そのドメインを利用しているか、ドメイン年齢を調べることができます。

神社にも独自ドメインは必要だね!
「inko.org」と「inko.or.jp」どっちもいいな。