ホームページの勉強を始めたいのだけど、何かおすすめの本はありますか?
私、飽きっぽいので、本を買ってもでちゃんと最後までできるかどうか不安です。
今回はHTML&CSSの勉強をはじめた人向けにお勧めの本を紹介します。
『世界一わかりやすいHTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』でHTMLとCSSの基礎知識がしっかり学べます。15章から構成されており、実際に手を動かしながらの勉強なので飽きることはありません。
しかも、第14章では全体で7ページから成るウェブサイトを作ります。
この一冊を勉強し終えるころにはホームページが作れ、さらに実際の運営や管理まで身につけることができますよ。
この記事では、『世界一わかりやすいHTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』の特徴や感想、おすすめの点、残念な点についてまとめました。あなたの勉強のお役に立てたら幸いです。
若い頃に30万円でWEB制作のスクールに通いました。質や理解度の深さも同じです。
この本はマンツーマンで教わっているかのような、そんな感じになる本です。
『コーディングとサイト制作の教科書』の特徴
『世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』の特徴です。
いきなり基礎部分をすっ飛ばして、応用や実践編に進みたいと思いますよね?
でも、やめましょう。
「急がば回れ」で基礎知識を身につけましょう。基礎力があっての応用力です。
HTMLが誕生して30年以上の月日が流れていますが、基本となる考え方や技術は変わっていません。
『コーディングとサイト制作の教科書』のはじめにより
HTML&CSSの勉強で何が大切か知っていますか?
HTML&CSSの勉強で大切なことは、覚えない・完璧を目指さないの2つです。
学校の勉強はテストで良い点を取ることが目的で、ほぼ暗記でした。より多く、より正しく暗記した者がテストでよい成績をとることができます。
でもコーディングの勉強は表現したいことが画面で表示されていればOKなのです。そのために、「あれ?何だったかな」と思ったらすぐに本を見たら大丈夫です。全然カンニングはOKなんです。
特に学生の時に、英単語帳や人物を一生懸命覚えた人は気をつけてくださいね。
HTML&CSSの勉強の目的は知識の身体化です。知識が使えることが目的です。
『世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』では、知識の身体化のために工夫がされている本です。
各章の最後のページに練習問題が設置されています。問題は穴埋め形式になっています。そこで、自分がどれくらい覚えているかチェックすることができます。
もし忘れていても、覚えていなくても、気にしなくて大丈夫ですよ。「自分はここが弱いんだな」と弱点の把握になります。
弱点を把握したら、2回目は弱点を中心に勉強したらいいと思いますよ。
『コーディングとサイト制作の教科書』をお勧めする理由
次は、『世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』のお勧めする理由です。
お勧めする理由を3つあげました。
勉強方法は、各章の項目の初めにHTML、またはCSSについて学びます。一通り読んで理解します。写真や図を使って解説されるのでイメージを掴みやすくできていますよ。
その後、実習ファイルを開いて、コードを入力しながら知識を身につけます。どのようにコードを入力したらよいのか、細かく指示があります。
レッスンのレベルは、基礎知識が中心といえど多少難しいかなと感じました。
「よく分からないな?」と思うタイミングで、コラムやチェックがあります。
コラムはレッスンの内容に関連して知っておきたいテクニックや知識を、チェックはコードの記述や操作手順の中で注意するポイントが紹介されています。
入力した実習ファイルを実行すると、たまに無反応だったり表示がおかしいミスをします。そういう時に限って、ミスをしやすいポイントが書かれていたり、特に説明が詳しかったするので、勉強している人のことがよく分かっている本だなぁ、と思います。
『コーディングとサイト制作の教科書』の良かった点
『世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』の良かった点・おすすめの点です。
ホームページの全体像を学ぶ事ができる
当たり前ですが、ホームページは10ページから数十ページの沢山のページが集まって出来ています。
また、1つのページを大きく分けるとヘッダー、メニュー、メインコンテンツ、サブコンテンツ、フッターに分けることができます。
HTML&CSSは簡単にいえば、ホームページのパーツです。このパーツがどのようにページを構成するかわかります。
『コーディングとサイト制作の教科書』は大きな視点から細かな視点へとクローズアップしていくような構成になっています。だから、自分は今何を勉強しているのか、これがどこに役立つのかを把握しながら進むことができます。
たとえば、CSSの概念で一番重要なのが「ボックス」です。マージンやパディング、ボーダー、コンテンツの理解が出来ていないと見た目が壊れてしまいます。
この本ではボックスの概念が詳しく書かれているので、「ボックスって苦手」って思わないうちにこの本で理解することをおすすめしますよ。
ボックスの概念は適切なコンテンツの大きさ、border-boxに影響しますよ。
見やすさに、こだわっている
沢山HTML&CSSの本があるなかで、私がこの本を選んだ最大の理由が「見やすい」からでした。
今まで生きてきて学んだことのひとつに『見やすい本は内容も良い』です。これはかなり合ってると思います。
正直言って、本屋の立ち読みだけでは実際にこの本がどれくらい役に立つのかわかりません。買って実際に勉強を始めるまでは、カケです。
各章ごとにカラーが決まっています。色はパステルカラーですが、落ち着いていて見やすいのです。
文字の大きさはそれほど小さくなく老眼鏡をかけなくても目がつらくなりません。
しかも、余白が多めにありますので、メモが書き込みやすい点もお勧めです。
文字の大きさや行間、文字間の感覚はホームページ作りでも重要です。
小さなこだわりが全体に影響するので、こういうところからも勉強になります。
読み終わる頃にはホームページが本当に作れるようになっている
せっかくHTML&CSSの勉強をしても、ホームページができなけば悲しいですよね。
でもこの『世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』では。第14章で猫カフェのホームページを作る課題があります。
全体で7ページのホームページを作ります。本では3ページ分は細かく指導がありますが、残りの4ページは自分で挑戦しなくてはなりません。
出来上がると感動ですよ!写真と色を変えれば、あなたのホームページとして公開だってできます。
読み終える頃には本当にホームページを作ることができるので、『コーディングとサイト制作の教科書』はお勧めですよ。
『コーディングとサイト制作の教科書』の残念な点
次は、『コーディングとサイト制作の教科書』の残念な点や惜しい点です。
内容が多いのでもう少し深掘りしてほしいかな、という印象があります。
「フレックスボックス」や「float」のところがあっさり終わった感があります。ここはCSSの難関ポイントなのでもう少ししっかり勉強しないと知識が身につかないかなと思います。
フレックスボックス(フレキシブルボックス)は別の本で勉強した方が良さそうですね。
フレックスボックスはスマートフォンなどパソコンよりも小さな画面でみるホームページ場合のデザインに関わってきます。
スマートフォンは一人一台の時代になってきているので、ホームページもスマートフォン対応をしなくてはなりません。
でも、残念ながらスマートフォン対応(レスポンシブ化)の内容はありませんでした。
これも別の本で勉強した方がいいですね。ただ、レスポンシブ化は急いで勉強することはないと思います。
もし、あなたがWordPressやWebサイトビルダーを使ってホームページを持つ場合は、すでにレスポンシブ化対応になっているので安心です。
このブログは、ホームページを持っていない神社さん向けに書いています。プロを目指すわけではないので、娯楽としてのホームページ制作だから、のんびり進めばいいんじゃないかなと思います。
『コーディングとサイト制作の教科書』の口コミ&レビュー
私ばっかりじゃ、あんまり信憑性がないと思うので、次は『世界一わかりやすい HTML5&CSS3 コーディングとサイト制作の教科書』の口コミの紹介です。
一度勉強した人にも、勉強になる本です。コラムとチェックには知っておいて損はしない情報が入っていますよ。
B5サイズの本にしたら、文字はちょっと小さめかもしれませんね・・・。初心者には親切な本という評価です。
1周だけで基礎的な知識が身につけられる本ってすごくないですか?
まずは基礎をしっかり身につけたい人にはお勧めの本ですね。
ちなみに、私も購入した時のツイートがあります。
あはは・・・・。値段が気になってますね。私が買う本にしては高めの本でした。でも、期待を裏切らないし、あと2冊くらい勉強すればHTML5&CSS3は一応はいいかなぁって思います。
『コーディングとサイト制作の教科書』の総評
今までをまとめると、
価格が2948円(税抜き2680円)で「ちょっと高いな~」と悩んだけども、買って正解でした。
実際に手を動かしながら勉強ができるんで、ミスをします。ミスをすると「あれ?なんで?」と知識の定着化が進みます。
だから、1周だけでも基本的な知識が身につけられます。
基本的な知識をしっかり身につけたい人にお勧めの本です。