簡単にお問い合わせフォームを作りたいんだけど、どうしたらいいの?
WordPressでお問い合わせフォームを作る場合、プラグインの『Contact Form7』やGoogle Formを使うことが多いですが、今回はWordPressにデフォルトで入っている『Jetpack』を使ったお問い合わせフォームの作り方を解説します。
「Jetpack」は「Contact Form7」に比べると設定が少なくシンプルな設定ですが、十分な機能を備えていると思います。
最後までどうぞお付き合いください。
お問い合わせフォームが必要な理由
そもそもお問い合わせフォームが必要かどうか疑問に思っているかもしれません。
もしお問い合わせフォームがない場合、メールアドレスを公開することになります。現在公開していないメールアドレスに月数百件以上迷惑メールがきているのに、公開してしまったらどうなりますか?膨大な迷惑メールが来ますよ。もしウィルスに感染でもしたらどうなりますか?
お問い合わせフォームがあることで、自分の身を守っています。
お問い合わせフォームはセキュリティ以外にも必要な理由があります。
- 誤字脱字など読者からの指摘や問いを受けられる
- アドセンス通過に必要
- お仕事依頼の窓口になる
お問い合わせフォームがあることによって、ブログの質を上げることができ信頼関係を築くことができます。また私の場合、仕事の半分はお問い合わせフォームから得ています。
今の時代、お問い合わせフォームがあることが当たり前になってきているので、「ない」方がめずらしく相手に不信感を与えてしまうかもしれないので、お問い合わせフォームは設置するべきだと思いますよ。
私がお問い合わせフォームで書いていること
次は、私が問い合わフォームにしていることです。迷惑メールとは言わないけど気力や時間を消耗しないために、注意書きを書いています。
注意書きは多すぎでも読んでもらえずフォームが雑な印象になるので、ブロックで3つにして読んで貰える工夫をしています。
携帯電話のメールアドレス以外を指定しているのは、文字制限や文字化け、改行の乱れが起こるので、パソコンでも見られるメールアドレスを書いて貰っています。
以前、個人のお客様のご相談でキャリアメールからの連絡が多く、こちらから送信できないことが多かったんですよ。本当は連絡先に携帯電話もあると便利なんですけど、お問い合わせを送るハードルを下げるために極力入力する項目を減らしています。
ユーザーの中には調べればすぐに分かるようなことでお問い合わせしてくる方がいらっしゃいます。あなた次第ですが、「簡単に遅れないぞ」という心理作戦で私には答えない自由があることをアピールしていますよ。
Jetpackでお問い合わせフォームを作ってみよう
ここからはプラグインの「Jetpack」でお問い合わせフォームを作って行きます。
お問い合わせフォームの作り方は他には「Contact Form7」やGoogleフォームがありますが、「Jetpack」を選んだ理由はWordPressインストール時にデフォルトでインストールされているプラグインと共にJetpackをインストールしなくてはならないからです。
初心者なら大体がインストールされている「Jetpack」を使った方が、プラグインが増えすぎなくてよいと思うからです。
Jetpackのお問い合わせフォームができないこと
Jetpackをおすすめしておきながらあれですが、デメリットがあります。
Jetpackのお問い合わせフォームは送信後、「送信しました」メッセージとともに送信内容が表示される仕組みになっています。
確認してから送信することに慣れている人にとって、いきなり送信はちょっとビックリするかもしれません。でも間違ったらまた送って頂けばいいしコチラから質問すればよいと思うので、それほど大きなデメリットではないと思います。
お問い合わせを頂いたことによるサンクスメールを自動で送ることができません。ただレンタルサーバーの自動返信機能を使えばOKなので、問題ないと思います。
詳しくはエックスサーバーのメール設定をご覧ください。
スパムメールに有効なreCAPTCHAは諦めよう
メッセージの送り主がBotかどうか判別してスパムメールを予防するreCAPTCHAがJetpackのお問い合わせフォームには、今のところ設定することができません。
reCAPTCHAをつけるプラグインあることはあるのですが、5年以上更新していないもの、ライセンス侵害で停止のプラグイン、有料のプラグイン、別のcaptchaならあります。
ほかにコードに直接書く手段ならありますが、慣れないことは面倒くさいのでオススメしません。どうせ面倒くさいのならreCAPTCHAに対応している「Contact Form7」でお問い合わせフォームを作ることをオススメします。
ただ、「Contact Form7」は便利ですが、reCAPTCHAはバージョン3のみ対応です。バージョン2にしたい場合は別のプラグインを追加インストールが必要になります。
reCAPTCHAの面から言えば、お問い合わせフォームはGoogleフォームが一番てっとりばやいでしょう。でも、Googleフォームはフォーム独特の雰囲気を持っているので、デザインの統一感がなくなります。
初心者のうちはお問い合わせ自体少ないと思うので、reCAPTCHAは諦めてJetpackのお問い合わせフォームで設定したらよいと思いますよ。
お問い合わせフォームを固定ページに設置しよう
お問い合わせフォームを設置するのは固定ページにします。投稿ページでも構いませんが、カテゴリーに分けられること、更新日が表示されること、メニューを作るのが少し手間なので、固定ページがオススメです。
1.固定ページを新規作成します
2.タイトルはご自由におつけください
3.緑色のお問い合わせフォームを選びます
「お問い合わせフォーム」と「フォーム」のどちらかを選んでも、同じようにひょうじされます。
4.必要事項を入力します
送信先のメールアドレス | 受け取りたいメールアドレスを入力します。 |
メールの件名 | 「お問い合わせフォームより」など分かりやすい名前をつけます。 |
送信時 | 送信後どんな画面表示をするか指定します。 |
メッセージ処理 | 送信後どんなメッセージを表示するか指定します。 |
送信先のメールアドレスの項目は転送したいメールアドレスがあれば(,)で区切りメールアドレスを入力します。この設定は便利ですが、Contact Form7にはありません。
送信後の指定を「送信済みフィールドの概要を表示」にすると送信内容と、メッセージ処理のメッセージが表示されます。
送信後の指定を「カスタムのテキストメッセージを表示」にします。そうするとメッセージテキスト項目が表示されるので、表示させたいメッセージを入力します。
メッセージ処理のメッセージは同じ「メッセージを送信しました」にしています。
Jetpackのお問い合わせフォームは送信前の確認画面が表示されません。そのため「送信済みフィールドの概要を表示」の方がユーザーがどんなメッセージを送信したか確認することができるので、ユーザーにとって安心できるのではと思います。
5.送信ボタンをお好みに設定します
スタイル | 送信ボタンのスタイルを選びます |
背景とテキストの色 | 文字色はボタンの文字と枠線を共通して色を指定します。 背景は単色またはグラデーションから選べます。 |
枠線設定 | ボタンの形を丸くしたい場合は数値を大きくします。 |
幅設定 | ボタンの幅を固定幅か画面の幅に合わせて指定します。 指定しない場合は文字幅です。 |
以上で完了です。固定ページにお問い合わせフォームの設置が終わったら、必ずテスト送信をしましょう。万が一、受信できていなかったら相手に申し訳ないですからね。
自動返信をしたい場合はレンタルサーバーのメールアカウントから設定します。こちらにエックサーバーでメール設定を書いてますので、併せて読んでくださいね。
レンタルサーバー側で迷惑メール設定をする
レンタルサーバーで迷惑メールのフォルダ振り分けを行います。ほかにも、海外からのメールが来ないように設定しています。海外のメールを受けないのは、海外のメールは外国語だからです。私に用があるなら日本語でと思っているし、SNSでもメッセージの受取はできるので、海外からのメールに制限をしています。
よくくるメールアドレスやIPアドレスがあるのなら、ブラックリストに登録するのも手ですよ。
エックスサーバーでのメール設定の記事を書いてますのでよかったら読んでみてくださいね。
まとめ
以上、Jetpackで作るお問い合わせフォームについて解説いたしました。
Jetpackでお問い合わせフォームを作る理由は初心者なら大抵インストールされ、なおかつプラグインを増やさないためです。
Jetpackのお問い合わせフォームでは自動返信や送信前の確認画面が表示されないので、やはり自動返信がしたい人・慣れてきた人には『Contact Form7』がいいかもしれませんね。
私はJetpackのお問い合わせフォームを使って3年以上経ちますが、シンプルでいいと思っています。自動返信メールは、自動だし定型文なので受けた人にとっては「ふーん」なメールなのではないかと思います。(私の場合)