
ちゃんとキーワードを選んでいるけど、
正直、キーワード選びってよく分からないんだよね・・・
この記事はキーワードについて悩んでいる人向けに書きました。
- キーワードについて知りたい人
- なんとなくキーワードを選んでいる人
- キーワード選定しているのに記事があまり読まれないと悩んでいる人
私は知名度の低い小さな神社に奉職しています。小さいながらも出張祭典のご奉仕をさせて頂いております。小さな神社であっても出張祭典の申し込みがあるのは、狙ったキーワードで20番以内に検索サイトで表示されるからです。
この記事ではキーワードの重要性からキーワードの選び方、よくある疑問まで初心者の目線でわかり安く解説していきます。どうぞ最後までゆっくりとお付き合いくださいませ。
キーワードについて

キーワードとは読み手のニーズ
1 問題の解明や内容の理解の上で、重要な手掛かりとなる語。KW。
2 情報検索で、検索の手掛かりとして使用する語句。
Weblioj辞書「キーワード」
キーワードには2つの意味があります。内容を要約した言葉と検索する言葉です。この記事では検索する言葉の意味でキーワードを使っていきます。
もう一つキーワードと同じように使われる言葉に「検索クエリ」があります。この検索クエリは実際にユーザーが検索した言葉になります。キーワードはユーザーが検索するであろう言葉であって、検索クエリは検索した言葉とちょっとニュアンスが違います。でも、実際は同じように使われるので、そんなに気にしなくてもいいと思います。
検索クエリを調べるにはGoogleのSearc Consolなどのアクセス解析で知ることができます。
キーワードの種類
キーワードには3つの種類があります。
- 語句説明型キーワード
- 深掘り型キーワード
- ダイレクト型キーワード
地鎮祭を例にして説明します。お家を建てることになった建て主さんが地鎮祭を勧められた場合を考えてみましょう。

家を建てよう!

地鎮祭はどうするんだ?
せっかくだから地鎮祭をした方がいいんじゃないか?

地鎮祭って何だろう?
もし、建主さんが地鎮祭を知らなければ、「地鎮祭ってなんだろう?」と思います。地鎮祭に調べたい建て主さんが検索するキーワードは「地鎮祭 何」「地鎮祭 とは」と検索サイトで調べます。ここで「何それ?」という知識を得ます。「〇〇」のキーワードだけだったり、「〇〇 とは」などのキーワードが語句説明型キーワードです。

地鎮祭って必要かな?
地鎮祭を知った建て主さんは、「地鎮祭って必要かな?しようか、どうしようか?」と悩みます。そのためには、地鎮祭をもう少し詳しく調べなくてはなりません。地鎮祭を行う理由や初穂料だったり、準備する物の情報収集をして、自分や家族にとって地鎮祭は必要かどうか考えます。これが深堀り型キーワードです。

どこの神社に頼んだらいいのかな?
〇〇神社はどうだろう?
次に、地鎮祭をすることが決まった建て主さんは、どこの神社さんで行うか決める情報が必要になります。建築会社からの紹介か、知人の紹介や地元の神社さん、または口コミサイトで探します。大体めぼしい神社の名前で検索します。神社名で検索するのでダイレクト型キーワードとなります。
まとめると、
- 語句説明型キーワード・・・「地鎮祭 とは 何」
- 深掘り型キーワード・・・「地鎮祭 初穂料 準備」
- ダイレクト型キーワード・・・「地鎮祭 〇〇神社」
キーワード選びが重要な理由
キーワードの選びが重要なのは、キーワードを使って記事を書くからです。先ほどの建て主さんの調べたいことと違うキーワードで記事を書いた場合、全くニーズからずれた記事になりますよね。そうすると、検索エンジンにヒットしませんし、見て貰うチャンスはほとんどありません。
選んだキーワードが主に使われるところ
- タイトル
- 見出し
- meta description
- meta keyword
WordPressを使っている人は下の方にSEOの項目があると思います。ここのSEOタイトル、メタディスクリプション、メタキーワードにキーワードを使います。

キーワードを使って記事を書く方法を記事にしています。記事を書く際の参考になるように書いています。よかったら読んでみてくださいね。【ライティングの基礎】伝えたいことが伝わる記事の書き方
キーワード選び

キーワードを決める手順
キーワード選びはちょとした手間とコツがいります。
まずは、キーワードを選ぶ手順です。
- どんなテーマで書くか決める
- どんな人向けか考える
- キーワードの型を考える
- キーワード検索ツールで調べる
- ボリュームをチェックする
- 上位の記事を読む
- チェックリストを満たすか考える
「御祈願」を例に手順を説明します。あなたは、今、ホームページの記事を書こうとしています。
テーマは「御祈願について」書くことにしました。(1)
次に、どんな人がどんな悩みがあるか想像します。40代の男性が最近なんとなくついていないことを同僚に相談したら「厄年だからお祓いをした方がいい」と言われました。人生ではじめて目に見えない存在を意識しました。男性は「お祓いか・・・」と気になっています。(2)

40代男性
最近ついていないな・・・
「お祓いした方がいい」と言われた
40代男性が検索するキーワードのタイプを答えから考えます。男性は、「ついていないのは厄年のせい」という答えが欲しいと仮定します。厄年の説明を軸にした記事を書いたらいいのかな、と考えます。まだ、記事は書き出しません。(3)

次はキーワード検索ツールのラッコキーワードを使って、「厄年」と入力します。厄年と併せて検索されるキーワードをチェックします。「2021、男性、とは、計算」などが厄年と併せて検索されることが分かりました。(4)

気になるキーワードをクリックして、ボリュームを調べます。なるべく数字が多いキーワードを探します。どんなことが書かれている、どんな風に書かれているかに注目して上位記事を読みます。(5)(6)


ここまでくると、キーワードが決まったと思います。実際の上位記事を見ると「厄年 2021年 男 女 祓い」のキーワードを使っていることがわかります。
次にキーワードを絞ります。キーワードは記事の見出しやタイトル、デスクリプションに使います。一旦ここで自問自答します。(7)
チェックリスト
- キーワードの知識は十分か
- オリジナリティはあるか
- 上位サイトを抜く覚悟はあるか
厄年や厄祓いの知識がなければ記事がかけません。コピー&ペーストは楽ですが、読み手には素通りされます。読み手にもっと読んでみたい、この神社気になると思って貰うにはオリジナリティが必要です。そして、上位サイトを抜く覚悟です。これは、あなたの貴重な時間、労力を使って書くだけの価値があるキーワードでしょうか?
例えば、キーワード検索ツールでは、好ましくないキーワードが上がっている場合があります。いくらボリュームが大きいからと言って、乗り気じゃないキーワードに時間を割く価値はありません。
また、キーワードに使わないから、記事に書いたらダメではありません。「厄年 2021年」と決めても2021年の男性と女性の厄年の紹介は必要ですし、厄祓いの紹介を書くべきです。選んだキーワードは記事に書く割合が多めで、選ばなかったキーワードは記事全体では少ない割合になります。
キーワードはメイン+1つがベスト
キーワードをなかなか絞れなくて4つ以上になっている場合は注意が必要です。まず書きたい主旨、テーマからブレてしまい、読む人からしたら「結局、何が言いたいの?」と混乱してしまうからです。
また、キーワードの数が増えれば、似たような内容の記事になる可能性が高くなります。同じ内容の記事は検索サイトのデータベースに登録されない場合があります。それは、ユーザーにとって重複した記事は価値がないと判断されるからです。
同じ内容の記事を書かないために、キーワードは2つまで、どうしても絞れない場合は3つまでにしましょう。
キーワードはmeta keywordのために選ぶのじゃないの?
昔はキーワードはmeta keywordに書くために選んでました。メタキーワードに書いたキーワードから検索エンジンは判断してしました。それを悪用するサイトが増えたため、検索エンジンは自分でキーワードを記事から作ることが出来るようになりました。
だから、「キーワードは3つまで」と決まるのは、あくまでも記事がブレない、かぶらないためです。
メタキーワードはSEOには影響しないからといって、キーワードを羅列するのは止めましょう。
キーワードの管理をしよう
「あれ、そういえば同じようなキーワードで記事を書いたな」とならないように自分でキーワードの管理をします。エクセルでも手書きのメモでもいいと思います。
おすすめは検索順位チェックツールGRCを使います。赤い枠の検索語がキーワードです。ここに書いたキーワードを登録します。書いた記事の順位とキーワード管理ができて便利です。

めんどくさがりの方は、見たらどんなキーワードにしかた一発でわかるようにタイトルをつけます。「SEOを意識したページタイトルのつけ方、手順」で説明しています。
もし、重複したらどうするの?
重複キーワードになった場合どうするのかというと、場合によります。
内容が全く違うのなら、キーワードを変更します。「地鎮祭 心構え」の内容で近隣への挨拶がメインだったら、「地鎮祭 挨拶」の方が内容にしっくりきます。
内容が重複しているようなら、アクセス数の多い方を残し、アクセス数の少ない方をキーワードと内容を書き直します。それでも、なんだか同じような内容になった場合は潔く諦めます。それは下書きに戻すか、アクセス数の多い方へリダイレクトさせます。
WordPressなら、右側にあるサイドメニューの文書タブの下の方に「リダイレクト」項目があります。ここにアクセス数の多い方のアドレスを入力します。

まとめ
ここまで、お付き合い頂きましてありがとうございました。
インターネットにおいてキーワードとは検索の手がかりとする用語で読み手のニーズを表す言葉でした。そのため、読み手のニーズと一致するようなキーワードの選び方が重要となります。
キーワードは選びすぎると記事の内容にまとまりがなくなり、読み手に伝えたいことが伝わらなくなります。キーワードは1つの記事に2個くらいにして、それ以上絞れない場合は別の記事を書きます。
ホームページを構成する記事が増えるにつれ、どんなキーワードを選んだか分からなくなります。同じようなキーワードは内容が似てしまうため、検索サイトのデータベースに登録されない場合があります。キーワードの管理も忘れずにしましょう。
検索順位チェックツールGRCは無料でつかえるので、きっとキーワード管理に役立つと思います。ぜひダウンロードして使ってみてくださいね。簡単な使い方を紹介した記事です。よかったら読んでみてください。

キーワードについて十分な理解がないからイマイチな記事になるんだね、気をつけるよ。