アクセス解析

バリュードメイン系のサーバーで提供しているアクセス解析の見方をまとめました。アクセス解析は「analog」と「AWstats」を提供しています。
アクセス解析で有名なものにGoogleのサーチコンソール(Search Console)やアナリティクス(Analytics)があります。この2つは分かりやすいです。サーバが提供するアクセス解析はちょっと分かりづらいですが、生のアクセスログを元にした解析なので利用するべきでしょう。
アクセス解析は「誰がどこから、どんなキーワードでどのくらい見ている」など知ることができます。どうやったら自分のホームページに訪れてもらえるか、ホームページを設置した目的を達成できるかを考えるツールです。
また、不審なアクセスを確認することができますので、セキュリティの面でもこまめにチェックすることをおすすめします。
生ログと解析ログがあります。生ログは元データで、アクセスした人のパソコンなどのデバイス情報を記録した情報です。それを見やすくしたのが解析ログとなります。
Google Analyticsと違うところ
- ボットやクローラーのアクセスを知ることができる
- RSSリーダーアクセスを知ることができる
- 不正アクセスを知ることができる
Google AnalyticsはJava scriptを利用しているので、上記のようなことができません。
よく分からないけどチェックだけという方には「AWstats」を見るだけでも構いませんから、まずは「見る」ことからはじめましょう。もっとオリジナルに解析したいと言う方は生ログの活用を考えてみてもいいと思いますよ。
コアサーバで説明すると生ログ→アクセス解析「analog」→アクセス解析「AWstats」と言えます。
アクセス解析を開く方法
アクセス解析を開くにはユーザー名とパスワードが必要になります。

サーバアカウントのユーザー名とパスワードを何度も実行してもエラーになるので、コアサーバーに問い合わせしました。

ユーザー名とパスワードは注意点のところに隠してある、と教えていただきました。
また、Windowsセキュリティが「セキュリティが保護されていない接続で基本認証を使用して送信されます」とでているけど、大丈夫?と質問しました。
「アクセスするページがSSL化されていないため、表示されるものでございます。
パスワードの漏洩にはつながりませんので、ご安心くださいませ。」
上記のように回答を頂きました。サーバー間だからSSL化していなくても大丈夫ってことでしょうかね。
アクセス解析「analog」の見方

少なくて恥ずかしいのですが、令和2年6月1日の解析になります。

全体の概要
- リクエスト成功件数:・・・ちゃんと表示したファイル数(画像なども含む)
- 上記の日別平均・・・0.99日を1日にして計算
- ページリクエスト成功件数・・・いわいるPVのこと
- 上記の日別平均
- リクエスト不成功件数・・・表示できなかったHTML400番台か500番台ってこと
- リクエストリダイレクション件数・・・URLを変更などリダイレクト
- 異なるリクエストファイル数・・・1から重複したファイルを除いたファイル数
- 異なるサービスホスト数・・・重複しないホスト数訪れた人
- データ転送量・・・サーバからアクセスしたユーザーへの転送量
- 上記の日別平均
時間別集計

6月1日の1時間ごとのクエストとページ数。
この日は午前中にアクセスがあったことがわかります。
またリクエスト数とページ数が違うのでHTMLのページではなくて、違うページにアクセスしているのかな?画像が多いのかな?と思います。
ドメインレポート

リクエストしたコンピューターの国別、ドメイン別で統計を表します。
少ないけど海外からのアクセスがあることがわかります。
未解決IP,未知のドメインってなんかわかりません。
組織別レポート

ファイルをリクエストしたコンピューターのドメインごとの統計。
自分のパソコンもカウントされます。
どうやら自分が借りているレンタルサーバのアクセスがあります。
ホストレポート
ファイルをリクエストしたコンピューターの統計になります。IPアドレスやドメインで統計されます。IPアドレスは個人情報になりますので、画像はなしです。
参照元レポート

どこからこのサイトへ来たか、リファラーともいいます。
そんなページないよね?っていうところからアクセスがあります。
記事の保存もカウントされているようです。
ちょっと怖いです。
参照元サイトレポート

参照元のサーバの統計を表します。
Bingで検索した人が一人だけいるのだとわかります。
外部リンクを表します。
ブラウザレポート/ブラウザ集計

これはユーザーのブラウザの統計です。
ブラウザやモニタによってホームページの表示が若干異なります。一番多い統計を考慮してホームページを作ります。
OSレポート

ユーザーのOS、検索ロボットも含まれます。
ファイルサイズレポート/ファイル種別レポート
サーバに保存しているファイルの統計です。
ディレクトリレポート
ディレクトリ(フォルダ)ごとのリクエスト数と転送量の割合を示します。
ルートディレクトリやwordpressフォルダにリクエストがあるってどういう意味なんでしょうかね?管理者はアクセスするでしょうが、ほかに何がリクエストするんでしょう?
リクエスト不成功レポート

ファイルが見つからないエラーを生じさせるファイルの統計数です。
ログインを試みているのでしょうか?多いですね。
リクエストレポート

サイトのファイルの種類の統計
admin-ajax.phpとxmlrpc.phpは通信にかかわるファイルです。
以上、「analog解析」でした。わからないと思います。私が分かっていません。でも、時々見るクセをつけておけば、わかる時がくると思いますよ。
アクセス解析 「AWStats」

こちらのほうが分かりやすく視覚的にも表記されているので、見やすいと思います。

「analog」で分かったこと以外にも検索ボットやスパイダーのチェックやHTTPエラーコードを知ることができます。こちらも、定期的にチェックしてほしいと思います。